
こんにちは!最近元気なryokoです。
リカちゃんファン騒然!‥二次創作に関するガイドライン発表
2025年1月、タカラトミー社よりリカちゃんの二次創作に関するガイドラインが発表され、大人のリカちゃんファンの間で大きな話題となりました。
特に、何がOKでどこからNGなのか、線引きが非常にあいまいであることから、活動中の作家の間で各々の解釈による対応が求められる事態へと発展しました。
この混乱した状況の中、「これからどのようにリカちゃんを楽しめばいいのだろう?」と不安な方も少なくないはず…。



ファンブログを運営する立場として、この議題を避けては通れないなと。記事を書くことにしました!
ここで一緒にガイドラインを見ながら、少しでもモヤモヤを解決していきましょう。
※以下、私個人の解釈も入ります。全てを鵜呑みせず、あくまで一個人の意見として参考程度に受け止めていただければ幸いです。
リカちゃんの二次創作とは?
まず「二次創作」とは、既存の作品を基に、新たな作品を創作する表現行為を指します。
『リカちゃんの二次創作物』としての明確な定義はないものの、
- リカちゃんにカスタムメイクをする
- リカちゃんを使った人形劇をする
- ファンアート作品を作る
などが該当すると考えられています。ここで勘違いしないでいただきたいのが
「リカちゃんファンのお客様に、趣味の範囲内での二次創作活動をこれからも安心して楽しんでいただく為に本ガイドラインを策定いたしました。」
とガイドライン冒頭にあるように、二次創作をすること自体は大いに認められていますのでルールを守って思いきり楽しんでね!ということです。決して二次創作を禁止したい訳ではないので皆さん落ち着きましょう。
次は問題となる「禁止事項」を見ていきましょう。
二次創作の禁止事項について
ガイドラインでは、以下のような二次創作活動が禁止されています。
- 商用利用の禁止
- リカちゃんの二次創作物を販売したり、イベントを実施することは許可なく行うことができません。
- 無断での広告・宣伝利用の禁止
- 他の事業の宣伝や広告目的でリカちゃんを使用することは禁止されています。
- リカちゃんのイメージを著しく損なう表現の禁止
- リカちゃんのブランドイメージを傷つけるような創作は避ける必要があります。
- 公序良俗に反する内容の禁止
- 反社会的な表現や、倫理的に問題のある内容を含む創作は許されません。
- 未成年に悪影響を与える表現の禁止
- 飲酒・喫煙・賭博など、未成年の健全な成長に悪影響を与える可能性のある内容は避ける必要があります。
- 暴力的・グロテスク・性的描写の禁止
- 過度な暴力表現やグロテスクな描写、性的な内容を含む創作は禁止されています。
- 特定の思想・宗教・政治的メッセージを含む創作の禁止
- 政治的・宗教的な主張を含む二次創作は認められていません。
飲酒・喫煙表現など「これはダメ」とハッキリ分かりやすい項目もあれば、具体的にどこまでOKでどこからアウトなんだろう…?と、曖昧なものもあると感じました。
これは私の勝手な憶測であり個人的な考えですが。あえて詳細をハッキリさせないことで個人の活動を制限しすぎないよう配慮してくださった結果なのではないか?と捉えました。「問い合わせがあっても個別には一切答えない」というのも、ガイドラインに記載されている以上のことを白黒ハッキリさせるのを避ける為だと感じました。
個人的に一番影響を受けるのは「リカちゃんの二次創作物の販売」に関して。リカちゃんそのものに手を加える「カスタムリカちゃん」の販売は明らかに該当するでしょう。しかしドール服はどうなのか?…と。
ドール服販売も商用利用に含まれる? ディーラー活動を問題なく続けるには
ガイドラインでは「リカちゃんの二次創作物の販売」が禁止されていますが、ドール服販売に関しては明確な記載がありません。
二次創作物の中にドール服が入るのか否か…というのは解釈する人次第という印象があり微妙なところなのですが。私個人としてはリカちゃんが身に纏うことで完成する作品についてはファンアートとして二次創作物に当たるのだろう、と考えます。ですから「リカちゃん用」としてドール服販売することは今回のガイドラインに抵触するでしょう。
一般的にオリジナルのドール服を販売すること自体は問題になりませんので、以下の点に気をつけてディーラー活動を行うのが良いと思われます。
商品ページやSNSの販売のお知らせ投稿に
- 「リカちゃん」の文言を使用せず「22cmドール用」と記載する
- 「リカちゃん」に着用させた画像を使用しない
1.「リカちゃん」の文言を使用せず「22cmドール用」と記載する
これは「リカちゃん用」ではなく、あくまで「22cmドール」が着られる洋服ですよーと言って販売します。
元々ドール界隈では暗黙の了解として知られており、実践している方も多い印象です。私自身も商品タイトルに「リカちゃん」の文言は入れず、「22cmドール用」としていました。が…。



正直に白状します。服の対応サイズを伝える目的でやむをえずサイズ表記欄に「リカちゃん」表記を使っておりました。
一概に「22cmサイズ」と言ってもドールや素体によって寸法が様々でして。例えばピュアニーモ(可動ボディ)にピッタリの服はデフォルトのリカちゃんボディには入りません。こういった微妙なサイズの違いを汲み取っていただけるよう、対応ドール一覧に「リカちゃん」の文言を使用していました。すみません、ただの言い訳です。
対処法として「リカちゃん」と記載していたところは全て「タカラトミー社製22cmドールサイズ」という表記に置き換えました。これで商標侵害を避けつつ、正しいサイズ感をバッチリお伝えすることができています。
あとSNSの「販売のお知らせ投稿」については盲点でした。これについては何の言い訳もありません。取り急ぎ販売に触れているpostから「リカちゃん」の文言を削除。ものによってはアーカイブしました。もちろん今後の告知投稿では使わないことを徹底します。
2.「リカちゃん」に着用させた画像を使用しない
リカちゃんを商品ページや告知に登場させません。
特に企業さんは元々徹底なさっていた印象がありますね。個人作家の多くはこれまでお目溢しいただいていたのでしょう。項目2つ目の「事業の宣伝にリカちゃんを使用すること」に触れると判断し、避けるのが妥当と判断しました。
今回のガイドライン発表を受け、トルソーや置き画画像に差し替え対応される方が多い印象です。
ルールは守ろう。でも萎縮しないで!楽しみ方は無限大∞
いかがでしょうか。
私としては上記の対応をとった上で、普段のSNS投稿や「新作作ったよー」という紹介post、YouTube投稿などではこれまで通りリカちゃんを使って楽しませていただきます。
一人のファンとして、大人がハマるリカちゃんの可愛さ・リカ活の楽しさをこれまで通り広めていきたいと思います。タカラトミーさんも温かく見守ってくださると信じています。



(皆さん。タカラトミーさんは本当にダメなものにはダメとハッキリおっしゃいますよ、直接。)
ですから皆さんが「これはダメなのかな…これもやめといた方がいいよね…(◞‸◟)」と憶測だけで過剰に萎縮している姿をあちこちで見て、正直胸が痛いです。あまり思い詰めないで欲しいです。
例えばインスタグラムでの作家へのタグ付け自粛の流れとか。こればかりは ちょっと待った!!をかけたい。リカちゃんと商品を結びつける行為。これを作家自らが行うのと、第三者が行うのとでは全く話が違います。作家自らが行うのは宣伝に当たりますが、購入品紹介postはただの個人的な趣味に違いありませんよね。
作家側からすると着せて楽しんでくださる方との繋がりが無くなるのであれば、今後何を楽しみに作っていけばいいんだろう…と活動を続ける意味を見いだせなくなり、界隈の盛り上がりを衰退させる可能性もあります。これだけ盛り上がっている界隈の衰退…果たしてタカラトミーさんは望んでいるでしょうか。
もちろん明らかにダメなものはダメと認識し、ルールを守る必要はあります。でもそこまで過剰になる必要はなくて。肩肘はらずに今まで通りファン活動を楽しんだらいいじゃないかと。私は思います。
私の意見が正しいとは言いません。賛否両論あるのはもちろんのこと。いろんな考え方・捉え方があるのは当然です。ですが各々の考え方でこれからもリカちゃんを大事に思う気持ちを持ち、楽しめるといいですよね♪
大人の楽しいリカちゃん遊び。自由な発想でこれまで以上に楽しんでいきましょうね!